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塾長挨拶

ひよし塾 玉田 久文


中学受験塾で4年生までトップクラスにいるも、2週間の入院生活後、成績が急降下し、
中学受験に失敗。その後、高校入試で第一志望校に合格する。
大学では家計の急変もあり、塾講師などのアルバイトをこなしながら苦学の末、卒業。
別の業界に就職したが、学習塾にもどり、2006年に上京。一年後に責任者として
教室運営に携わり、その教室でほとんどの生徒が第一志望校に合格する様子を見て、
自身の中学受験の失敗の傷を癒す。2009年に社内独立をした後、2010年に完全独立。
2013年2月に日吉教室単独の経営に取り掛かる。2015年に塾名を
ひよし塾に変更し、新たなスタートをきる。
大手企業が提供する学習コンテンツの
小学生社会科,中学生社会科の担当でもある。

担当 国語 社会

玉田代表インタビュー ~HP制作者が代表玉田にとことん聞きました~

FELIXから名前をひよし塾に変えたのはなぜですか?

私が2006年に関東のFELIXに引っ張られてから、もう12年になります。
この間、公私にわたり、色々な事がありました。それでもこのひよし塾の前身のFELIXにこだわったのは、「For Only One」というコンセプトを大切にし、自分にできることは何でもできる自由さがあったからだと思います。

一人一人を大切にし、個々の志望校合格に全力で応援できる場所を作りたいと思いました。
そして、生徒たちのことを考えると、オリジナル教材を四谷大塚の予習シリーズに変えたほうが
管理がしやすく、勉強に取り組みやすいと思いました。オリジナルテキスト、テストを使ってこそのFELIX
です。予習シリーズを使う以上、塾名の変更をするべきと考えました。
そして四谷大塚NETに加盟するときに塾名を変更することを決断しました。
 

ひよし塾の由来は?

ろく・のなかを・
など、考えてみたのですが、全くいいものが思い浮かびませんでした。
日吉にある中学受験塾、小学生対象なので日吉をひらがなにすれば
いいかなと。フェリックスのままでいいのではないかと生徒に言われましたが、
けじめなんだよと伝えています。

 

大手との違いは何ですか?

大手との違いは...先にデメリットから話してもいいですか。
この塾でトップにいるから御三家に入られるわけではありません。
また、このクラスにいるから、どこの学校を狙えるということもありません。


メリットはデメリットを補えるくらいの面倒見の良さ
志望校に応じた対策を十分取り組める環境、カリキュラム、
四谷大塚NETに加盟した分、十分な情報量とレベル別のテストなどですね。
日吉には中学受験塾最大手のサピックスや日能研があります。
                             それ以外にもジーニアス、啓進塾など素晴らしい中学受験専門塾があります。
                             「塾銀座」といっても過言ではない環境です。そこで四谷大塚の予習シリーズを
                             使って生徒一人一人を徹底して指導するという少人数の学習塾を作れば需要が
                             あるだろうと考え、その点だけに力を入れて取り組もうと思います。
                              
                             

講師は大学生ですか。

2015年から私が関東で指導した生徒たちが大学生になり、戻ってきます。
低学年の指導は十分に研修をしてから、彼らに任せようと思います。
その分、専任講師が集団授業の指導により力を入れることができます
教え子なので、全員が中学受験経験者です。難関校を合格した経験とその後の6年間を充実して
過ごしてきた彼らだからこそ伝えられることがあると思います。
生徒も私みたいな口うるさいおっさんより
若いお兄さんお姉さんのほうが受験勉強の導入の時点では楽しく勉強できるでしょう。
高学年は口うるさい専任講師が取り組みます。
2017年以降専任講師を3名増やし、
専任講師5名体制でより質の高いサービスを
提供できる環境を整えました。
2020年度より1名増員し6名体制で集団授業を
取り組みます。


 

塾のコンセプトについて教えてください。

コンセプトは「お子様を大勢の中の一人にしない」という前の塾からの
コンセプトを引き継ぎます。それよりもさらに発展させて、
「お子様が主役の中学受験」としたいと思います。
「大勢の中の一人にしない」
って、どうも他の塾と比べた相対的なコンセプトなんですよね。
それよりも、当塾の強みである面倒見の良さ、
わかりやすくて楽しい授業にプラスアルファで
個別指導のような指導を心掛けていくことを誓います。
具体的には土曜日の時間の使いかたですね。
「カリキュラムの消化不良にならない」「宿題は塾で取り組む」
「宿題の質問はその場で解消する」という3つの考えで、
土曜日は10:00~19:00まで自習対応の時間を設定しました。
2018年からは、算数の授業の翌日に算数の授業を
もう一度取り組む「算数F」というクラスを設計します。
算数が苦手な生徒対象でありますが、
習い事でどうしても通常授業に出られない生徒も
この時間で受講していただきます。
振替,フォローの「F」とお考え下さい。
また、算数が得意な生徒向けの講座を土曜夕方に
取り組みます。このような講座は無料で取り組んでいます。
本来オプションなどで料金を発生させたほうがいいのでしょうが,
オプションをとっているから,とっていないからと
同学年の生徒に優先順位をつけるべきではないと
考えております。すべてを含めた授業料とお考え下さい。


質問をする時間がかなり増えましたね。

上記の土曜日は当然のこと、授業前、後に関して質問はいつでも可能です。
宿題で一番もったいないのは

①家で取り組んでわからないから親に質問する。
②親が塾の説明と違うので子が文句を言う。
③親子喧嘩が始まる。
④時間だけがいたずらに過ぎていく。

という時間の浪費です。
また、宿題に異常に時間がかかってしまうのであれば、
塾で原因を探したいと思います。

実はですね、質問時間が増えたことによって
新たな問題が出てきたのですよ。
それは、保護者様から質問されたのですが,

「なんでも質問すれば済むので,
わが子はその前にじっくり考えたのか?」
という内容です。

今までは中学受験塾=「質問する時間がない」
だから個別指導塾に行くという選択肢が存在する
という認識だったのですが、
質問時間をたくさんとると、このような疑問が
生まれるのかと驚きました。

もちろん、じっくり考えたうえで、質問してきた生徒の
質問にのみお答えしますので、
答えだけ聞いて早く宿題を終わらせようという
気持ちの生徒にはじっくり考えるように促しています。
図や式を書いていないのであれば,まず図や式を書いてみる。
書けないのならそれを今一度授業用のノートなどを見ながら
とりくむ。もしくは調べればわかるものに対しては辞書を
引いてみようと声掛けをします。
「宿題をこなす」ではなく理解するということを念頭に置いて
指導にあたります。

 

あまり家で勉強させないのですか。

いえいえ、宿題はしっかり出しますし、
テストができていなければ再テストなど取り組みます。

とにかく怖いのはカリキュラムの消化不良です。
個々の力量以外にも学校行事で抜けたり、病気にかかって休んだりした時は
振替休日等の時間を利用してフォローしたいと思っています。

私自身が小学4年生の時に2週間入院をして帰ってくると、
大手塾のクラスで浦島太郎状態でした。

自身の昔を振り返ると、フォローはとことんしたいと思います。
塾でほとんど宿題をこなす生徒でも
ご自宅で最低限計算と漢字を取り組んでいただきます。
家でできる生徒は家で取り組めばいいと考えています。

 

御家庭に求めることは。

御家庭に求めることは、漢字のチェック、
社会の漢字のチェック、計算テキスト実施の確認です。
間違っても隣で宿題のフォローをすると、親子双方にストレスが
かかりますので、おすすめしていません。
漢字のチェックは、思い込みや先入観で間違って覚えてしまう
生徒が多いので、必ずチェックしてくださいと伝えます。
 

御家庭で保護者が指導に当たることはないのですか。

それについては、各御家庭にも伝えていますが、塾に任せていただきます。

「這えば立て、立てば歩めの親心」という故事成語がありますが、
私の娘が4歳になってからというもの、そういう気持ちがどこかしらに芽生えるようになってきました。
私はおそらく娘の勉強に関してはほとんど見ないと思います。
 

自分の娘になると冷静ではなくなりそうなんですよ。
できれば第三者に勉強は任せていただいた方が円滑に進むと思います。
 

また、保護者様が教えると、「塾と教え方がちがう」という言葉が生徒から出てきます。

保護者様の教え方を否定するわけではありませんが、どうしても方程式の概念が入ってきます。

大学入試改革のニュースが連日流れているときに文部科学大臣
以外の大臣が教育改革に言及する光景がありました。
語弊があるかもしれませんが
子どもの教育に関しては、大人は総じて教育評論家で、
自分の経験を通してお子様の出来具合に批評をされます。

しかし、共通一次やセンター試験から抜け出し、
論述型、論理的思考力が問われる試験になるように
中学受験も年々様変わりしていきます。

我々の4年生のころと今の4年生では
求められる内容が違います。
また、算数と数学の違いがあります。
そういう面を鑑みて
塾でフォローさせていただきたいと思っています。
 

理想とすれば、塾を勉強する場所、
家を落ち着く場所
にしたいと思っています。

塾で宿題などをこなして、家ではのんびりする、
大人でも家に仕事を持ち帰ると休む暇がありませんよね。
考えとしては甘いかもしれませんが、無機質な環境で(塾で)
勉強する以外にすることが無い状況でやれば、メリハリもつくかと思います。

この教室をそういう場所にしていきたいと思っています。
そもそも学習を家でするのか,塾でするのかという二つの選択肢が
本当に正しいのかという時代になってきました。
これだけコンテンツが充実した現在,本人がやる気になれば
どこでも取り組むことが可能です。

ご家庭や塾では勉強をどこで取り組むかという次元の話ではなく
将来を見据えてどのような学習プログラムを立てていけばいいのかという
話を2020年までにできる体制を整えたいと考えています。
 

一学年が定員制ですが。

一学年で定員を設けたのは受験本番からの逆算です。過去問を一人3校×5年分以上
を授業時間以外の時間で添削すると、一人の先生で一週間の勤務時間内で
終わらせるには定員を設けなくてはいけません。今は各学年22名を定員として
取り組みます。本来なら定員を増やして講師の数を増やせばいいのですが、自分で指導を
したいと思ってしまいます。そこが経営者として三流なんでしょうね。本来経営に力を入れれば
もっと遠いところまで視野が広がり、有益になるはずなんですが・・・。そこまでの人間なんだと
思います。このような考えで運営をしていても2045年に迎える技術的特異点
(シンギュラリティ)で淘汰されてしまいます。当塾のような少人数の塾は時代の流れに
抗っているように見えて,実は一番流れに乗らなくてはいけないと考えています。
当塾では受験校をなんとなく偏差値で物事を決めるのではなく様々な生徒の長所を
発見し,それを伸ばす最適な環境として決定していただきます。
そのために学年定員制で各生徒一人一人との時間を大切にします。

 

中学受験本科以外にもいろいろコースがありますね。

中学受験本科が当塾のメインです。
それ以外にプリント学習中心のeトレコース、ロボット教室、
中高生対象の数英クラブを実施しています。
そして習字教室があります。
2016年からはパズル道場を導入しました。
パズル道場は始めて3か月後に後悔しました。
なぜもっと早く導入しなかったのだろうと…

今後本科4年生の1年間は必須とさせていただこうと思います。

Eトレは全学年対応のコースとなっています。
きめ細やかなプリント教材で
優れていますよ。定員は25名です。
プリントで最初に要点を確認し、それを見ずに解く、
そして正解すれば次のステップに、間違いが多いとやり直しのプリントが出てきます。
 

ロボット教室はおもしろいですよ!ぜひ一度体験にお越しいただきたいです。
もともと空間図形を頭の中で思い描くことが苦手な生徒のために開校したのですが、
あれよあれよとロボット教室だけに通う生徒がたくさん増えました。
 

あと、中高生なのですが、卒業した後、
近くに内部進学向けの塾がどうしても見当たらないのです。
それならば、こちらで指導にあたりますと始めました。
ですので、このコースは卒業生および卒業生ご兄弟、
卒業生友人対象とさせていただいております。
この中高生向け講座は外部生は募集しておりません。
そして、中学受験塾なので今後も募集する予定はありません。
この中高生対象の講座は
そろそろ終わりにしようと考えています。
近年の卒業生は進学した先でもしっかり
勉強してくれるようになりました。
私が入学後大丈夫かな,ついていけるかなと
心配する生徒が減りましたのでそのように
考えております。

習字教室はあまりにも字が雑で改善しようとしない生徒がいたので、
それなら塾で習字教室を開く!というきっかけで始めました。
専任の先生にお願いしていて、ご好評を得ています。
今後,外国人労働者が増えるので,その方たちに日本の文化を
知っていただくためにいろいろチャレンジしていきます。
 

どのような生徒にお越しいただきたいですか。

非常に誤解される表現を使ってでもほしい生徒がいるのですが
1,2年生では,学校で落ち着きのない子といわれるような生徒が
欲しいです。といっても問題児がほしいわけではありません。
落ち着きがない子にはいろいろあって,私が求めるのは学校の授業が
物足りなくてもっと勉強したいのに周りに合わせなくてはいけなくて
フラストレーションがたまっていて落ち着きがなくなっている子
がほしいです。
そういう生徒は知的好奇心を持たせると貪欲に知識を吸収し、オリジナリティ
あふれる発想をします。そういう子を指導するときはめちゃくちゃ楽しいですよ。

3,4年であれば本をよく読む子、多趣味な子ですね。
あと、おつかい、お手伝いをする子がほしいです。
1個100円の饅頭が10個入りで950円で売っている
理由ではなく事実を知っている生徒がほしいです。

また在籍して下さる多くの方が、習い事と勉強を両立させようとしています。
そういう子はとことん応援したいと思いますね。
習い事と塾が被ったときはこちらが時間をずらします。
それはご相談ください。受験勉強が3,4年生の人生のすべてでは
ありません。
 


5,6年であれば、積極的に問題に取り組む子ですね。
出来る出来ないはこちらの指導の問題です。
やる気のある生徒は必ずこの塾で伸びていきます。
やる気を出すにはどうすればいいか,
答えはとても簡単です。
それは「取り組む」しかありません。

例えば漢字を毎日コツコツ練習して1週間経ちました。
今日は国語の授業があり、漢字小テストがあります。
十分に練習した生徒は今日の小テストに向けて
やる気が(ある・ない)。
 

また当塾では、「努力することは当然で、努力する場所を与えられていることに感謝出来る子になれ」
「成績が上がれば自分とご家庭の努力の結果、成績が下がれば塾の責任だ」ということは伝えています。
 

あと、これは個人の意見なのですが、率直に申し上げますと、
当塾の生徒は大手でもやっていけるだけの実力は十分あります。

しかしながら、少人数で面倒見の良さを求めるご家庭に賛同していただいて
ご通塾いただいているので、決して勉強ができないから
ここに来たという生徒は一人もいない状態です。
 

今後の展開はどのようにお考えですか。

2045年にシンギュラリティを迎えます。
それはもっと早く起こることかもしれません。
今までは外資系企業に勤めていて
上司や同僚が外国人であることが珍しい
時代だったかもしれませんが
2045年には上司がAIでその指示に従って
仕事をするということが珍しくない時代になるかもしれません。

今後は時代の変化についていかなければなりません。
10年後にどのような技術革新があり、
教育方法にも変化が出ているかは正直分かりません。
センター試験がなくなり、今後英語教育も革新されていきます。

各学校の偏差値も大きく変わっていると思います。

では全部を変えていくのかというとそういうわけではありません。

中学受験を通して、器量を広げ、
処理速度をあげていく、処理速度はAIに
正確性,スピードともに勝てなくなるので
個々の個性を活かして将来、
「自分しかできない社会貢献の出来る人間」に
育っていけるように土台構築を指導をします。
土台構築とは基本的な知識,思考力,やり遂げる力
と考えています。

算数で文章や図から頭の中で様々なシミュレーションをし
正答にたどり着く
国語で良質の論説文を読み、
要旨を理解したうえで論理的に説明をする
理科や社会で科学を追究し
そのうえでさらに自分に
とって必要な学習環境を提供してくれる
学校に進学するのが目的です。

また、タブレットを多数導入して
基本的な学習はいつでも復習できる環境を早急に
作らなければなりません。

教室展開ですが、【ひよし塾】が綱島・元住吉にできても
説得力がないですよね。この塾はここで需要がある限り
取り組もうと思っています。需要がかなり出ることは・・・
ないでしょう。といっているうちに本科授業は定員に
達する学年が多くなりました。教室は日吉だけですが
オンラインサービスなどで遠隔地を結ぶサービスが
普及するのであればそれを利用しようとは思います。
 

いわば、ここは次のスタートラインに立つための
準備運動をする場所にしたいと思っています。

心身ともに健康に、その上での中学受験合格を勝ち取るために
私たちも日々努力していきます。
 

移転されましたね。

そうなんです。
2016年の10月第一週に日吉本町1丁目5-3
セイワビル1(ファースト)に移転しました。

日吉駅から中央通りを180メートル
まっすぐすすんでいただき、徒歩2分になります。

地下1階の半分のフロア
1階の半分のフロア
そして2階の全フロアに拡大しました。

3フロアあるのに教室数は5つです。
その分風通しのよい、
誰もが集中して勉強できる空間を
作りました。
2020年度よりあと一つ小教室を
設けたいと考えております。
質問ができる環境を整えたつもりでしたが
それでもまだ、周囲の目が気になって
質問できないというお子様がいます。

そのような生徒に対して
周囲の目を気にせずに質問できる
環境を整えられると思います。

長くなりました。
ここまでお読みいただき
ありがとうございました。
また何かあったらよろしくお願いします。

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