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合格体験記

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2021年度合格体験記 保護者①

【本文】

通塾から合格発表まで紆余曲折、

色んな決断があった

中学受験が終わりました。

そして、こうやって合格体験記を

書かせていただけることに

深く感謝致します。



娘は日吉の某大手塾で

お世話になっていましたが、

5年生の夏休み以降、

算数の消化不良が

積み重なることがきっかけで、

成績もクラスも徐々に

下がっていきました。



当初は帰宅し家で

ご夜飯を食べながら、

習ってきた単元の感想を聞いたり、

一緒にテキストを読んだり、

問題を解いたり、

「保護者さまへ」の解説を

読みながらこれが当たり前なの、、?

と疑問に思いつつ

取り組んでいました。



5年生も後半になると

さすがに難易度も

高くなり膨大な量、

こちらも理解するのに

時間がかかるため

結局まともに答えられません。



唯一わかるはずの父親も

仕事で不在、

中学受験に対する価値観の違い、

私が教えることができない

もどかしさなどで

非常にストレスを感じていました。



他の教科で何とか

持ちこたえていたものの、

転がる時はあっという間です。



コツコツ派の娘だから

これからエンジンがかかるのかも、、

この単元を乗り越えれば、、

と悠長なことを思っていたのですが

そんな魔法はありません。



かと言って今さら転塾?どこに?

でも何とかしなければ、、

娘の弱々しく頑張る姿を見ると

動かずにはいられませんでした。



5年生の秋、3歳年下の弟が

ひよし塾のロボット教室で

お世話になることになり、

説明会で玉田先生からそーっと

ひよし塾の案内をいただきました。



そうかぁ、母体は塾を

運営しているところなんだ、

と知ったくらいで、

ロボット教室のパンフレットと

一緒に保管していました。



娘のために何か考えなければいけない

最後の時期に差し掛かり、

思わず保管していた封筒から

ひよし塾の案内を取り出し、

玉田先生に電話をかけ

我が家の現状をお話しました。

12月上旬頃だったでしょうか。

今思えば6年生の過去問対策や

面談等のとても忙しい最中だった

のにも関わらず、

丁寧にご対応いただきました。

これまでも転塾組を

多く受け入れられている実績や、

今までの大手塾とは違う

安心感がお話から伝わってきました。



しかし

「申し訳ないのですが、現状満席です。」

そうですよね、

新6年生からの転塾は

あまり聞きませんし、

ましてこの選択が

本当に最良なのかわかりません。

タイミングが合えばお願いしますと電話を切り、

新学年をどう迎えようか本当に悩みました。



某大手塾で6年生のガイダンスも

受け終わった頃、

玉田先生から連絡がありました。

「1席空きましたのでご検討ください。」

娘には、これまで取り組んできた

努力を転塾することで

さらに可能性を求めてやってみない?

と伝えたところ、小さく頷きました。



正直、この中学受験は

娘にガッツがあって

目標があってやりたいと

言ったわけでもなく、

何事もコツコツ取り組む姿勢や

少しだけ先取り教育の成果があったこと、

父親からやってみようよ、

の一言で決まったようなものです。



地方の公立出身の私にとって

家族の生活が大きく変わる

中学受験は警戒していました。



休憩時間もなく

硬い椅子でキャパオーバーの

長時間授業、

これからの人生で

勉強の入り口にいるのにも関わらず、

負の気持ちで終わらせてしまうのは

親として無責任だと自覚し、

環境を変えて最後までやり遂げようと、

まずはひよし塾に信頼を

寄せるところから始まりました。



そして2月下旬から授業に参加し

カリキュラムが進んでいるということで、

前塾でやっていないところを

個別に対応していただくなど、

本当に今まで経験をしたことのない

手厚いサポートを受け

非常にびっくりしました。



そして束の間、

コロナの影響で休校になります。

世の中すべての方々が不安な中、

受験生みんな平等に不安です。



授業は?模試は?まさかの来年9月入学?

など色んな情報がありました。



ひよし塾は先生方のご尽力で

双方向オンラインという初めての授業、

子どもらは新しい取り組みに

少し興奮していたのではないでしょうか。

そして親もこっそり授業を拝見することができた

のも身近に感じるきっかけになりました。



平常授業に戻り9月からは

とうとう過去問と向き合う時期になります。

志望校の選択は

偏差値・男女校・通学距離くらいで

決めるものだと思っていました。

2月1日、2月3日になぜ2回も

同じ学校を受けるのか、、?

それすらも理解していませんでした。

娘の個性を考えて学校の特色や

現在通っていらっしゃる先輩の話を

丁寧にご説明いただきました。



それでも第1志望校は、最後まで悩みました。

10月上旬、過去問で合格ラインまでは

到達できていないものの

やっと第1志望校を決め、

「承知しました、合わせにいきましょう。」

と心強いお言葉をいただき、

そこから追い込みに入ります。



11月の面談時玉田先生から

「おうちで何か言われていませんか?」

過去問の真っ赤な添削シートの中に

算数17点、、衝撃でした。

有久先生からのコメントには

怒りがにじんでいました。

娘はコツコツなのですが粘りがない、、

これが衝撃の点数と

伸び悩みの原因だと感じました。



石井先生からは

「なんとなくで読むな、

そんな甘い文章や問題じゃない。」

まさにその通りだと思います。

勉強に対して娘の本質を見抜き、

そして心配されていたのではないでしょうか。



全教科記述が特徴のこの学校を

第1志望にするのではなく、

変更する勇気も必要なのでは?

と思いましたが本人は

この学校にチャレンジしたい、

と諦めませんでした。



合不合テストは全6回あります。

結果に一喜一憂をしない、

もちろん先生が言われるように

健康診断レベルです。

でもそのまま放置すると

助かるものも取返しがつかなくなります。

そして最後の6回目、

合否判定80%になった上で受験した

1月校が残念な結果となりました。



色んな要因があると思いますが、

とにかくこれは模試ではありません。

まさか模試気分で受けている?

でも全力全力って言われても難しいよね、、

こちらも子どもに寄り添いたいのですが、

80%の動揺が隠し切れませんでした。



ここからは毎日が「心配」の

言葉しか思い浮かびません。

合格体験記を読んで

みなさんも大変だったんだなぁ、

とまだ他人事のように思っていたのですが、

我々が大変な大変な思いをする始まりでした。



そして、2月1日から5日まで怒涛の日々が続きます。

2月1日 

午前 ×(第1志望1回目)

午後 ×(急遽受験した学校)

2月2日

午前 ×(第2志望1回目)

2月3日 

午前 ×(第1志望2回目)

午後 〇(急遽受験した学校)

2月5日〇(第2志望2回目)



第1志望の試験に手応えがあった分、

合格発表後の超落胆からの気持ちのあげ方、

第2志望の踏ん張りがきかなかったこと、

3日目の日吉駅周辺は私たち同様、

緊張した面持ちの親と

うつむき気味の子どもの顔を

横目でみながら色んな感情が沸いてきました。



4日目は受験をせず

塾で気持ちと体調を整えましたが

不安いっぱいの中で、そして5日目を迎えます。

背水の陣でという言葉を

自分の子どもの体験記で

書くとは思ってもいませんでしたが、

この言葉以外出てきません。



結果、本当に本当によく乗り切りました。

決め手は手応えでもなく、

何となく算数ができたとのこと。

最後の5日目のドラマのエンディングは、

何となく、、で終わりました。

事後確認すると

実質7.4倍だったそうです。



この1週間のことを

今このように整理して書くと、

どれだけ子どもの精神的負担を

かけていたのか、

これで良かったのか今でもわかりません。



本人も子どもらしい小学校生活を我慢し、

それに付き合わされる弟も

姉の立場を理解し

多少なりとも我慢してきたことでしょう。



弟は姉のために

折り紙で切った大量の紙吹雪と

100均で買った「おめでとう!」のくす玉が

やっと使えてとても満足気でした。



一番最後に悩んだこと、

第1志望でなければ

公立に進学します、と

当初から玉田先生にお話をしていました。



第2志望になり、

玉田先生に改めてご相談しました。

中学受験塾に対して

不躾なご相談だったと思います。



「娘さんはおそらく内申点も取れると

思うので公立でも大丈夫でしょう」と

腹を割ってお話をいただきました。



とても考えさせられましたが

娘の意見は、



「第1志望は行きたかったけれど

第2志望も頑張ったから行きたい」と。



娘の純粋な努力の結果を無視して

発言していた私は、心から反省しました。



6年生からひよし塾にお世話になり、

親子とも過去のやり方の払拭、

基本に戻り理解定着させること、

一人のためにお手数をおかけしたことが

多々あったと思います。



また娘は多くを語るタイプではないので

把握しづらかったと思います。

もっと早くからお世話になっていれば、、

とたらればを感じずにはいられません。



中学受験では様々な知識を得て

発揮し合格することが大事ですが、

取り組んだことに対して

思うようにいかないもどかしさや悔しさ、

努力の結果が喜びにつながる経験を

してほしいと思っていました。

ひよし塾ではその素晴らしい経験を

させていただきました。

本当にありがとうございました。



唯一無二のひよし塾、

これからも益々のご発展を

お祈り申し上げます。



【玉田より】



1年間の御通塾

誠にありがとうございました。

転塾までのご様子

12月のご連絡の際には

お聞きするしかなかったのですが

男子生徒が急遽

卒業することになり

ご連絡を差し上げたことを

思い出します。



2月に体験をして

その後入塾となり

土曜の自習時間を利用して

未習のカリキュラムの

フォローを行い

その後緊急事態宣言前の

自粛要請期間に入りました。



前の塾では

「保護者向け」の解答をもとに

取り組むのは大変だったと思います。



保護者様はもどかしくて

大変だったと思いますが

何より本人が一番

大変だったと思います。

こちらでの塾で頑張っている

様子を見ていたら前の塾でも

同じようにコツコツ

頑張っていたのだろうなと

容易に想像できました。



でもその結果の出ない時間

こちらに移ってからも

なかなか結果に結びつかなかった

時間は本当に大切な時間になったと

思います。



今後、大学入試の時に

中学受験に比べれば

そんなにしんどくないと

思えるはずです。

12歳の子には過酷な経験でしたが

それを乗り越えて勝ち取ってくれた

合格は何よりもかけがえのないものです。

進学する学校は素晴らしい学校なので

ぜひ今まで通り

コツコツ頑張っていただければ幸いです。



そして今後社会に出たときに

友人や後輩が苦しんでいるときに

そのような人たちの力に

なれるはずです。



保護者様に対しては

面談時や入試期間中に

私の発言にご気分を害していないか

心配しておりました。



1日2日の結果が思わしくない状態でも

我々の3日目の受験校の提案を受け入れて

いただきましたこと

本当に感謝しております。



3日の倍率もかなり高く狭き門でしたが

よく乗り越えてくれました。

また4日もお時間をいただけましたこと

本当にうれしく思います。



5日の受験結果後の進路についての

意見ですが、私の本心を申し上げました。

4科目ともにある一定の

問題であればそつなく解くことができる

そして全科目コツコツと結果が出るまで

努力できるお子様は

公立に進んでも評価されると思いました。



ただ、この5日で

勝ち取った学校に進むと

同じような境遇の中、

結果を出して進学してきた仲間や

そして整った環境で

勉学に励むことができます。

ぜひ充実した6年間を過ごして

いただきたいと思います。



中学受験生活お疲れ様でした。

前の塾での経験

この塾での経験

2月1日~5日の時間

全てお子様の成長にとって

必要な過程であったと思います。



保護者様にとっては耐えられない

時間だったと思います。

本当にお疲れ様でした。



また合格体験記を執筆いただき

ありがとうございました。



この塾は中学受験塾ですが

中学受験を取り組ませることが

本当に我が子にとって正しいことなのか

親のエゴなのではないかと

思われている保護者様が

多くおられます。



その方々にとって先輩のアドバイスとして

共感する部分が多々あると思います。

本当にありがとうございました。



全ての保護者様が

弟君の紙吹雪とくす玉の話に

こみ上げるものがあると思います。

1日から5日間

弟君もよく頑張ってくれたと思います。



本当に御通塾いただき

ありがとうございました。

皆様の今後のご健康と

ご多幸をお祈りいたします。

何卒宜しくお願い致します。



玉田


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